職場で起きる理不尽なアレコレと対処法
こんにちは。メルディアトータルサポート上野の生活支援員Kです。
今日はちょっと突っ込みづらい、職場で起きる理不尽なアレコレをテーマに少しお話しさせてください。
仕事をしていると、「なんで?」と思う出来事は誰にでもあります。
もちろん、明らかないじめやハラスメントは我慢する必要はありません。
しかし、仕事には人と人との関わりがあるため、自分では納得できないことが起こる場面もあります。
今回は、職場でよくある理不尽な出来事と、その立ち回り方、そして心の整え方をご紹介します。

よくある理不尽な場面
① 自分だけ注意される
同じことをしている人がいるのに、自分だけ注意されたと感じることがあります。
「なんで自分だけ?」と悲しくなったり、腹が立ったりするかもしれません。
しかし、上司がたまたま見ていたのが自分だけだった、役割が違ったなど、理由がある場合もあります。
まずは「本当に自分だけなのかな?」と一度立ち止まって考えてみることが大切です。
② 急に仕事が増える
「今日中にお願いします。」
「これもお願い。」
予定が変わることは珍しくありません。
発達障害のある方は予定変更が苦手なことが多いため、大きなストレスになることがあります。
そのようなときは、一人で抱え込まず、「優先順位を教えていただけますか?」と確認してみましょう。
また、障害者雇用での就労を検討し、合理的配慮として作業量の調整をお願いしてみても良いかもしれません。
③ 感謝されない
一生懸命頑張っても、「ありがとう」と言われないことがあります。
すると、「自分は必要とされていないのかな」と思ってしまうこともあります。
しかし、多くの職場では「できて当たり前」と考えられている仕事もあります。
自身の働きぶりに対する対価=給料
この前提が非常に大切です。
感謝の言葉がないことと、自分の価値は同じではありません。
但し、お互い感謝を持ちながら仕事をしていくことは職場環境を良くするためには重要です。
何かをしてもらったとき、まずは自分から「ありがとうのございます」と、お礼を伝えることも大切ですね。
④ 人によって言うことが違う
Aさんは「こうして」と言い、Bさんは「違う」と言う。
職場では意外とよくあることです。
困ったときは、
「前回はこの方法と教わりました。今回はこちらで進めますね。」
と確認すると、トラブルを減らすことができます。
理不尽な場面での立ち回り方
理不尽なことが起きたときは、すぐに反論したり、一人で抱え込んだりするよりも、次の3つを意識してみましょう。
① まずは事実を整理する
「何が起きたのか」
「誰が、いつ、何と言ったのか」
感情ではなく事実を書き出すと、冷静になりやすくなります。
② 信頼できる人に相談する
一人で考えていると、悪い方向へ考えが進んでしまうことがあります。
上司、支援員、家族などに相談すると、
「そんな見方もあるのか」
と気づけることがあります。
③ 自分で変えられることに目を向ける
相手を変えることは難しいですが、
・報告の仕方を変える
・確認を増やす
・メモを取る
など、自分でできる工夫はあります。
少しの工夫で働きやすくなることもあります。
メンタルを整える考え方
理不尽な出来事があると、
「全部自分が悪い」
「もう仕事は無理だ」
と考えてしまうことがあります。
でも、一つの出来事だけで自分の価値が決まるわけではありません。
そんなときは、次の3つを思い出してください。
- 「嫌な出来事」と「自分の価値」は別のもの
- すべての人に好かれることは難しい
- 今日の失敗が、ずっと続くわけではない
そして、疲れた日はしっかり休むことも大切です。
睡眠をとる、好きな音楽を聴く、散歩をするなど、自分が落ち着ける時間を作りましょう。
心に余裕があると、理不尽な出来事も少し受け流しやすくなります!
就労移行支援で練習できること
理不尽な出来事は、どんな職場でも起こる可能性があります。
だからこそ、就労する前に「対応する力」を身につけておくことが大切です。
就労移行支援では、次のようなことを練習できます。
① 報告・相談・確認(報連相)
困ったときに一人で抱え込まず、
「どうしたらいいですか?」
「優先順位を教えてください。」
と相談する練習をします。
困ったときに助けを求められることも、大切な仕事のスキルです。
② 気持ちを整理する練習
嫌な出来事があると、不安や怒りで頭がいっぱいになることがあります。
就労移行支援では、支援員と一緒に
- 何が起きたのか
- 自分はどう感じたのか
- 次はどうすればいいか
を整理する練習ができます。
気持ちを言葉にすることで、冷静に考えられるようになります。
③ コミュニケーションの練習
「断る」「お願いする」「確認する」
こうしたコミュニケーションは、最初から上手にできる人ばかりではありません。
グループワークやグループディスカッション、JCP(ジョブコミュニケーションプログラム)、SST(ソーシャルスキルトレーニング)などを通して、相手に伝わりやすい話し方や、困ったときの伝え方を練習できます。
④ 自分に合った働き方を知る
理不尽な出来事が続くと、「自分には仕事は無理なのでは」と感じることもあります。
しかし、本当に大切なのは、「自分に合った環境で働けているか」を考えることです。
就労移行支援では、
- どんな仕事が向いているのか
- どんな配慮があると力を発揮しやすいのか
- 自分が苦手なことへの対処方法
を一緒に整理していきます。
自分を知ることで、働き続けやすい職場選びにもつながります。
就労移行支援は「仕事の練習」だけではありません
就労移行支援は、パソコンやビジネスマナーを学ぶ場所というイメージを持たれることがあります。
もちろん、それらも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、「職場で困ったときにどう対応するか」を練習できることです。
困ったときに相談する力。
気持ちを整理する力。
相手に伝える力。
そして、自分に合った働き方を見つける力。
こうした力は、一度身につけると就職後も長く役立ちます。
働き続けるための土台を作ることこそ、就労移行支援の大きな役割なのです。
さいごに
メルディアトータルサポート上野では、障がいや特性がある皆様の就労に向けての準備をあらゆる面からサポートいたします。
・障がいをお持ちの方、障がい者雇用を検討している方
・特性と向き合いながら自分に合う仕事を探したい方
・仕事の中で困り感を感じている方
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