どう関われば良い?アスペルガー症候群(ASD)の子どもとの接し方
こんにちは、カウンセラーの芳川です。
6月に入り、梅雨の時期が近づいてきましたね。
この時期は湿気が多くて、くせ毛がなかなか言うことを聞いてくれず毎朝苦戦中です。せっかく上手にセットできても職場に着いた頃にはうねってしまうので、早く梅雨明けしないかと願う毎日です。
今日は、アスペルガー症候群(現在は自閉スペクトラム症:ASDに含まれます)のお子さんの特徴と、日常での関わり方について整理してみたいと思います。

アスペルガー症候群の子どもはどんな特徴がある?
アスペルガー症候群は、知的な遅れが目立たない一方で、「人との関わり」や「コミュニケーション」に独特の難しさが見られることがあります。
特に、以下のような困りごとが生じやすいです。
① 社会性(対人関係)の難しさ
相手とのちょうどよい距離感を保つことが難しく、「どう関わればいいのか分からない」と感じることがあります。
また、関わり方にもいくつか傾向があり、
・自分から積極的に関わろうとするタイプ
・受け身になりやすいタイプ
・そもそも関わりを求めないタイプ
などが見られます。
② コミュニケーションの難しさ
言葉をそのまま受け取る傾向があり、冗談や皮肉が伝わりにくいことがあります。
表情や声のトーンから相手の気持ちを読み取ることが難しく、やりとりがかみ合いにくくなることも多いです。
③ 社会的想像力の難しさ
相手の立場に立って考えたり、「この場面ではどう振る舞うのが自然か」を想像することに負担を感じやすいです。
そのため、悪気はなくても相手を戸惑わせてしまうこともあります。
感覚の特性も関係することがあります
聴覚や視覚、触覚などに対して敏感だったり、逆に鈍感だったりすることもあります。
例えば、
・音が強く気になる
・光がまぶしく感じやすい
・特定の触感が苦手
手先の細かい作業や運動が苦手な場合もあり、こうした点が日常生活のしづらさにつながることもあります。
「困った行動」の見方を変える
お子さんが急に怒ったり、予定変更に強く抵抗したり、同じことにこだわる、なんてことはありませんか。
一見わがままにも見えるこのような行動には、理解のしづらさや不安の大きさから起きていることが多いです。
関わり方の基本ポイント
いくつか実践しやすい方法があるのでご紹介します。
① 書いて伝える(視覚的に伝える)
耳で聞くよりも、目で見た方が理解しやすいことがあります。
・やることを紙に書く
・手順を順番で示す
・チェックリストを作る
② 具体的に伝える
「ちゃんとして」「もっと急いで」などという曖昧な表現ではなく、「何をどうすればよいか」を具体的に示すことがポイントです。
③ 見通しを持たせる
先の流れが分かると安心しやすくなります。
・予定を事前に伝える
・順番を示す
・終わりを明確にする
書きながら示すと伝わり方がアップします。
④ 気持ちを言葉にするサポート
自分の気持ちを言葉にするのが難しいこともあります。
・気持ちを代弁する
・表情カードなどを使う
自分の感情に名前がつくと、お子さんも落ち着きやすくなります。
⑤ ストレスサインに気づく
自分では体調やストレスの変化に気づきにくいこともあります。
発熱に気づかない、なんてこともよくありますね。
〈ストレスサインの目安としてよくあげられるもの〉
・朝起きられない
・睡眠時間が短い
・食欲がない
・イライラしやすい
・音や光がいつもより気になる
・集中できない
・なんとなく不安が強そうに見える
こうした様子はストレスが高まっているサインのことがあります。
その場合は、無理に頑張らせるよりも、スケジュールを調整するなどの対応が有効です。
アスペルガー症候群の特性は、「できない」というよりも「感じ方や理解の仕方の違い」と捉えることができます。
関わり方を少し変えることで、その子にとって過ごしやすい環境づくりに繋がり、結果的に周囲の負担の軽減にも繋がります。
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