帰省や連休-家族との距離感に悩んだら-
こんにちは。カウンセラーの芳川です。
私の出身地ではお盆の初日(8月13日)に『迎え盆』と言って、玄関先で迎え火を焚きご先祖様を迎え入れる風習があります。
座敷には三段棚を造り、涼しげなデザインの提灯に灯を灯して、たくさんの果物や天ぷらを供えていたのをよく覚えています。
きゅうりやナスで馬と牛も作っていました。(子どもの頃はこれが夏の楽しみの一つでした)
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お盆の時期になると、私のように懐かしさを感じる一方で、久しぶりに帰省し家族や親せきと顔を合わせることに対してモヤモヤが生まれる方もいることでしょう。
「なんとなく疲れる」「会いたくないけど、会わないわけにもいかない」そんな気持ちを抱える人も少なくありません。
“家族”だからこそ、心の距離が難しい
家族は身近な存在だからこそ、「こうするべき」「こうあるはず」という無意識の期待が強くなります。
その分、ズレがあったときのしんどさも大きいです。
・母親の無意識な一言に傷つく
・比較される兄弟姉妹との関係
・子ども扱いされてイライラする
・義父母との関係に疲弊する
どれもよくあることですが、決して一人で「我慢すべきこと」ではありません。
心の距離を保つ3つのヒント
1. 無理に“いい人”にならない
「波風立てたくない」と思って、自分を押し殺していませんか。
久しぶりの帰省だから…と、モヤっとしたことを言われても気にしないようにして、無理に明るく振舞うこともあるかもしれません。
あえて家族と喧嘩をする必要は無いですが、自分が嫌だと思うことには「嫌だ」と思って大丈夫です。
曖昧でも良いので自分の心の中で“境界線”を引くことが大切です。
2. 「疲れたら離れる」
家族との時間も、休憩が必要です。
特に連休の帰省は数日間泊まることもありますよね。
会うことを避けられないなら、少し散歩に出たり、別の部屋に移動するだけでもOKです。。
3. モヤっとすることもあるだろうと、備えておく
嫌々顔を出すときはある程度心構えができていると思いますが、久しぶりの帰省を楽しみにしているときは家族の何気ない一言で不意打ちを食らうことも。
「イラっと(モヤっと)することはあるだろうな」と、帰省に対する自分の期待値を下げておくことでぶつかる頻度を減らすことができます。
おわりに
「家族だからわかってくれる」「家族なんだから言わなくても伝わる」
そう思いたくもなりますが、実は一番言葉にしないと伝わらない相手かもしれません。
無理せず、少しでも穏やかに過ごせるお盆になりますように。
もし家族との関係に悩んだときは、カウンセリングという“第三者”の力も頼ってみてくださいね。