ペルソナ~自分らしいお面をつくろう
こんにちは。カウンセラーの小川です。
梅雨がいつ始まっていつ終わったのかわからないまま7月も後半ですね。
暑い最中でも、わたしは水筒に熱いお茶をいれて持参しています。
夏は自販機からホットドリンクが消えますし、意外と冷房冷えをするものなので、持っていると安心です。
ペルソナのお話し
さて、『ペルソナ』という言葉を聞いたことがありますか。
心理学で言うペルソナは、「人間の外的側面」を意味します。
人にはみんないくつかの「顔」がありますよね。「家族といる時の顔」、「職場の顔」、「友だちといる時の顔」、「SNSで見せる顔」。
自分の顔はいくつあるのか、ちょっと書き出してみると面白いです。
役割期待という言葉があり、多かれ少なかれみんな役割に応じた態度の期待をされていて、それに応じているところもあります。
お母さんらしく、上司らしく、店員らしく、医者らしく、などなど、それっぽい態度を期待されていて、意識的にやっている人もいれば、無意識的に期待に沿おうとしていることも多いと思います。
自分らしいお面
ペルソナの使い分けは、悪いことではありません。「本当の自分」なんて店員さんに出されても困りますよね。
ただ、期待される役割を知らず知らず背負い過ぎていて、自分を見失う、ということはあるかもしれません。
ペルソナがお面だとすると、自分にとってサイズが合わなかったり、肌触りが悪かったり、自分に合わないものは違和感が出てきます。
違和感があるお面をしていると、肌荒れするかもしれませんし、アレルギーになるかもしれません。無理してぎゅうぎゅうつけていて、あごの骨が痛くなるかもしれません。
その状態は「自分を見失う」ということに繋がっていきますし、合っていない状態が続くとバランスを崩します。
人にはいくつもの顔がある、ということを前提に、その中でも自分らしいお面を、微調整を加えながらテストしながら作っていくことが、生きやすさにつながるのでは、と思います。
大人になると、いろんな顔をもたないとやっていけないことが多いです。疲れるなぁと思いつつ、実は自分自身も人に対して役割を期待している訳です。お互い様なのですよね。
お面を外す
お面を外せる時間ももちろん大事です。それがひとり時間なのであれば、その時間を確保しないと肌荒れします。
家族と過ごす時間がお面を外せる時間の人もいれば、一人で過ごす時間がお面外せる人もいます。自分がお面を外せる時間を見つけてその時間を確保する必要があります。
自分らしいお面をつくること、そしてつける時と外す時のバランスをとることで、生きやすくなるといいですね。
よい一日をお過ごしください。