【発達障害】子どもの集中力を持続させるポイント
こんにちは。
カウンセラーの芳川です。
新年度になりあっという間に1か月が経過しましたね。
環境が変化するタイミングは何かとソワソワしますが、そろそろ慣れてきた頃でしょうか。
学齢期のお子さんをもつクライエントさんからは、「新学期、思ったよりも子どもが安定しています」「進学して子どもとの距離ができたのでイライラすることが減りました」などと、良い報告をお聞きすることが増えてきました。
とはいえ、新たな心配事は尽きないもの。
今回は発達障害(ADHD)のお子さんを育てる親御さん向けに、集中力を持続させるポイントについてお話したいと思います。
子どもはどこで躓く?段階に合わせた対応
ADHDの子どもが何かを始めるときに躓くポイントはたくさんです。色んな要因が関係していることもあります。
・始められない
最初から複雑なことは中々取り組む気持ちになれません。ハードルが低く簡単なことからスタートするようにすると良いです。
伝えるときは、はっきりとした表現で怒らずに伝えましょう。
・今やっていることをやめられない
スケジュールを決めて、やることや始めることを明確にするのがおすすめです。
・自分から動けない
スケジュールを決めて、最初は一緒に行ってあげましょう。
・難しいと思うことはやりたくない
親が思う以上に子どもにとってはハードルが高いことも。量を減らす、難易度を落とすことで取り組みやすくなります。
学年が上がるにつれて宿題をやらなくなるのであれば、学校の先生に相談してやり方を検討してみてくださいね。
・続けられない
続けているときこそ声掛けが大事です。「おお!やってるね!」「頑張っているね!」などとモチベーションキープの声掛けが大切。
・ほかのことに気が散る
勉強をする場所とおもちゃなどの遊び道具は別の場所にしましょう。気が散る頻度を減らせるよう、家具もできるだけシンプルなものが良いですね。
・終わらない
お子さんにとってのご褒美(お菓子、おやつ、ポイントなど)を用意するのがおすすめ。ご褒美は親だけで決めるのではなく、事前にお子さんと話し合って決めるとモチベーションが上がりやすくなります。
ADHDのお子さんはとにかく集中するのが苦手です。
親御さんとしては勉強が遅れないか、このままだと進学できないのではないか、周りの子とうまくやれないのでは無いか…
などと不安を覚えますよね。
一言で「集中力が続かない」と言っても理由はそれぞれです。まずはお子さんの様子を見ながら対策を考えていきたいですね。
私たちも一緒に理由を分析しますので、お気軽にご相談くださいね。